碧衣スイミングと組んでいたバンド「角煮」や、Maher Shalal Hash Bazへの参加など、これまで札幌を中心に活動を続けてきたコルネリが、2014年の秋に東京へ拠点を移し、いよいよファースト・フルアルバムを発表する。
本作は、テニスコーツなどのエンジニアリングでも知られるRichard Hornerによる札幌スタジオ録音、ju sei / のっぽのグーニー名義等で活動する田中淳一郎による自宅スタジオ録音、そしてコルネリ本人によるカセットMTR録音、といった3度のレコーディングが行われ、特に札幌では、高橋幾郎(不失者、High Rise、Che Shizu等)のドラム、アプト(湿った犬)のユーフォニウム、黄倉未来や鼓動タカナリらによるコーラス隊など、コルネリと兼ねてより交流の深いミュージシャンがゲスト演奏をしており、普段の弾き語りスタイルを貫きつつも、レコーディング作品として、楽曲を引き立たせる豊かなアクセントとなっている。
全楽曲のミックスダウンも田中淳一郎が担当しており、本作でエンジニアとしての才能も開花させている。
マスタリングは、HOSE / かえる目 / 豊田道倫